2012年4月29日日曜日

大日向カントリー倶楽部=広く、平坦な丘陵コース。業師より力自慢が喜びそう。看板はランチの“石焼じゅうじゅうステーキ”

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(「中」コース2番ホール。広く、平坦なフェアウエー)
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(「西」コースの中で最も美しかった4番ショートホール)

 最近、ゴルフ情報誌で「大日向カントリー倶楽部」の名前を良く見かける。当初、戸惑った読み方も「おおひなた」と迷わず読めるようになった。住所 は栃木県さくら市。1976年(昭和51年)、三菱銀行(当時)グループが中心となって事業を推進。1981年には「三菱ギャラントーナメント」の舞台に なるなど話題を集めた。だが、2002年経営破たん。現在は大手ゴルフ場運営会社PGM(パシフィックゴルフマネージメント㈱)の傘下にある。
 「大日向CCをホームコースにしている」という今回の同伴者さんによると、売り物は3つある。「日光・那須連山の美しい景観」「天然温泉」「乗用カートのコース内乗り入れ自由」だ。
 春のゴールデンウイークに他のゴルフ仲間2人と一緒にゴルフ場に向かった。前日までの雨は上がったものの遠景は霞み、「日光・那須連山の美しい景観」はほとんど見えない。
 
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(天然温泉が楽しめなかったのは残念。午後には通常の風呂として利用できたが・・・)

 クラブハウスの入り口には「4月1日に発生した余震のため、源泉ポンプが故障中」との貼り紙。「天然温泉」も楽しめない。

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(当日晴れていても、コースに乗り入れられるとは限らない)

 さらに雨で地盤が緩んだせいか、乗用カートには「コース内乗り入れ不可」のお知らせ。「なんだ、3つとも期待外れじゃないか」。早朝からガッカリした。
 それでも夕方には「また、来たい」と思った。他にも魅力的なシーンに多く遭遇したからだ。

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(堂々とした構えのスタートハウス)
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(キャディマスター室周辺ではやや老朽化した雰囲気も漂う)
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(ティショットの目標地点には黄色のフラッグが立っていた)
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(黄色い旗までは250ヤード。ホールによっては距離に違いがあった)
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(「中」コース3番ショートホール。大きく口を開けたバンカー。腕の見せ所だ)
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(乗用カートに搭載されていたレイアウト図など)
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(グリーンまでの残り距離を示すヤーデージ杭は見やすかった)
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(カート道路にはコースを示す案内板が置かれていた)
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(「中」コースの9番ミドルホール。珍しく打ち下ろしのあと、打ち上げる)
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(しっかりプロに習っているという女性。やはり上手い)
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(芝の状態がベストになるには、もう少し時間が掛かりそうだ)
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(「中」コース9番。笑顔でクラブハウスに戻るには、この立ち木とバンカーを克服しなければならない)
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(「エアガン」スペースは綺麗に改修されていた)
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(「西」コースの1番ホール。「中」コースと似たイメージ)
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(花壇には小さな花が植えられ、とても綺麗)
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(「西」コース1番では「フェアウエーキープチャレンジ」を実施中。「ワンオンチャレンジ」は良く目にするが、これは珍しい)
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(「打ち込み危険」の標識。防球ネットを設けた方が安全)
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(立ち木は比較的少ない。なのにボールが勝手に飛んでいく)
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(ティショットを曲げると、こんな斜面が待ち受けているホールも)
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(「先ほどもこんな感じのシーンが・・・」。時々、既視感を覚えた)
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(売店は無人。自販機だけが並んでいた)
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(芝が元気を取り戻す時季。メンテナンスがますます大切になる)
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(「西」コースの最終ホール。「よし、狙い通りだ」)
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(乗用カート庫の一角で「宅急便」の受付が行われていた)

 ネット上に「那須ゴルフ場ガイド」と題した同地区のゴルフ場写真集がある(http://www.mamejiten.com/golf/nasu/courses/29.html)。
 そこに掲載されているコースは約40。その中の「大日向CC」をクリックすれば、ホールごとの景観や雰囲気をビジュアルに楽しむことが出来る。
 個別のコースの様子はそちらを見ていただくとして、、ここでは実際にプレーしてみて感じたことを中心に紹介したい。
①「広くて平坦なフェアウエー」

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(素直なレイアウト。ブラインドホールがほとんどない)

 那須高原周辺のゴルフ場には山岳コースのイメージがあるが、東北自動車道南東部にはなだらかな丘陵地帯が広がる。
 送迎バスの運転手さんも「(南部の)栃木IC周辺より(大日向CCのある)矢板IC周辺の方が地形は穏やか」と話す。
 コース全体で高低差は20mしかない。「OBの心配がないのがいい。とにかく伸び伸び打てるから好きだ」と同伴者さん
 「戦略性の高いコース=良いコース」と断じる別の同伴者さんは「ただ広いだけ。これでは面白味も何もない」と冷ややか。
 腕前や好みによって評価は異なるが、“OB恐怖症”の方には好かれるコースだろう。
②「最大のハザードはバンカー」

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(広いフェアウエーをうねりとバンカーが難しくしている)
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(バンカーは恐れていると、かえって入りやすいものだ)

 上級者にも対応できるようハザードは用意されている。設計者は日本のゴルフ場黎明期を赤星四郎や井上誠一らと並んで築き挙げてきた富沢誠造氏。ヤワなコースを造るわけがない。

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(グリーン周りにも大きなバンカーが待ち構えていた)
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(2つのグリーンの間に深いバンカーはほとんどなし。これだけでも難易度がだいぶ違う)

 グリーン周りに本格的なバンカーが多く配されている。だが、2つのグリーンの間にバンカーのないホールも目に付く。
 「(2グリーンの)間を狙って打てば大ケガはしないですね」と飛距離自慢の同伴者さん。

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(フェアウエーバンカーが多いコースと感じた)

 もう一人の同伴者さんは「ガードバンカーよりフェアウエーバンカーの方が嫌らしかった」と振り返る。
 確かにティインググランドから200ヤード程度先に大きめバンカーを置いたホールが次々に登場する(西コース1番~3番など)。景観も似てくる。
③「ショートホールは池とバンカーのWハザード」
 全部で27ホール。「東」「中」「西」の3コースがあり、今回ラウンドしたのは「中」→「西」コース。3つのコースに大差はないという。

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(ショートホールは池とバンカーがプレッシャーを与える「中」コースの6番)

 ショートホール(中コース6番など)にはバンカーに加え、池が新たなハザードとして加わる。
 池は、全体的に素直で、単調になりがちなこのコースにアクセントを与え、日本的自然美の演出にも効果を発揮する。

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(「西」コースの4番ショートホールでも、池とバンカーが登場)

 特に売店(現在は無人)のある西コース4番のショートは美しい。「このコースではここが一番綺麗ですね」と同伴者さんも立ち止まる。水面を渡ってくる薫風が心地よい。
④「距離に変化」
 今回ラウンドした「中→西」コース(Aグリーン使用)の全長距離はレギュラーティからで6,107ヤードと短め。
 しかし、バックティからは7,024ヤードと7,000ヤードを超える。逆にレディースティからだ5,180ヤードしかない。差が大きい。
 ホールごとの距離にも変化を付けてある。ラウンドしたミドルホールの場合、最長と最短で84ヤードの違いがあった。長さに変化が出れば、それだけ使用するクラブも多彩になる。
 ちなみに3コースとも最初の1番はロングホール。直線が多く、ブラインドホールがほとんどないのも、このコースの大きな特徴だ。
⑤「高いコースレート」
 同じコースでコースレートを調べると、バックティから打った場合が72.8、レギュラーティからで70.8、レディースティで68.9。
 アベレージゴルファーにとって70以上のコースレートは結構、きつい。
 それでも結果を見ると、スコアは普段より良かった。全体がオーソドックスなレイアウトで、コースに対する不安が少なく、苦手なダウンヒルでのショットもあまり打たないで済んだからかもしれない。
⑥「ゆとりあるレイアウト」
 総面積130万㎡。特に余裕を感じたのがティインググランド。ミドルホールでも5面、ショートホールでも4面を確保している。しかも、各面の間隔が広い。

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(ティインググランドでは一部、砂地やベアグランドの所があった)

 これだけ広いとティマーカーの移動も楽。芝の養生にもプラスに働いているはずと思ったが、実際には一部ベアグランドなどもあり、ティインググランドの状態は今ひとつだった。
⑦「グリーンコンディションは良好」

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(グリーンの状態は良好だった)

 それに比べれば、グリーンの状態は良好だった。「普段は8.5フィートの速さですが、ちょうど芝の芽が出てくる時季で刈れないんです。今日は8.0フィートくらい」。
 キャディマスター室の男性スタッフさんは申し訳なさそうな表情だったが、ボールの滑りは良かった。
 フェアウエーの状態もこの時季としてはまずまず。
⑧「客の声を反映」

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(「改善点」を細かく紹介。利用者本位の姿勢を盛んにアピールしていた)

 クラブハウス内の階段の壁に「お客様の声にお応えして」と題した掲示板が出ていた。「時計を設置しました」「椅子を用意しました」など細々とした内容が多いが、中にはプレーやコースに関する改善情報もある。
 最近では「2012年4月、5人乗り乗用カートを20台新規導入しました」。
 このゴルフ場は乗用カート利用のセルフプレーが主体。古くて使いづらくなったカートを順次、入れ替えている。
 ただ、今回導入したのも旧式と同じガソリン車。「10年以上使っているカートもまだある」(男性スタッフさん)ため、クラブハウス隣のカート庫ではガソリン臭が鼻に残った。
⑨「多い避雷小屋」
 雷の多い土地柄を考慮して、コース内には避雷小屋が数多く設置されていた。

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(避雷小屋とトイレがセットになった場所も多い。これは良かった)

 単独の避雷小屋に加え、トイレやコース売店を併設したものもあり、いつでも、どこでも避難できる体制。これには安心感を覚えた。
 プレー終了後に数えてみたら「中、西」コースだけで13ヵ所の避難場所があった。
 各設置場所がスコアカードに明記されているのも嬉しい。
⑩「四季の変化」

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(4月下旬になると、栃木県でも桜は半分、葉桜に)
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(桜に負けまいと、椿も頑張って咲いていた)

 桜花は既に終盤。半分以上が葉桜に変わっていた。それでも所々に椿や雪柳の花が登場。松、杉が多くを占める樹林に彩を添えている。
 「これで背後に日光や那須の山並みが見えたら、もっと綺麗だったろうになぁ。残念」と一同。この楽しみは次回への持ち越しだ。
 そんなモヤモヤした気持ちを吹き飛ばしてくれたのが、ランチの「石焼じゅうじゅうステーキ」だった。
 「大日向CCといえば、じゅうじゅうステーキ」というのがキャッチコピー。ゴルフ場情報誌にも「うまい!」「最高です」「1日に100食以上のオーダーが入ることもある人気NO1メニュー」との宣伝文句が踊る。
 レストランでは迷わず注文した。料金は1,780円。昼食時に選択できるメニューは全部で15種類。ステーキ以外は一般的な内容で1,260円、1,380円、1,470円といった価格帯が多い。
 「シェフ自慢の坦坦麺」は1,580円。ビール(生中)は651円。すべてミニサラダバー付。ゴルフ場としては一般的な価格水準か。
 近くでは日本最高級の和牛とされる「大田原牛」が育成されている。
 「もしや」と思い「この肉は・・」と尋ねたとこる、女性スタッフさんが間髪入れず「オージービーフです」。
 男性スタッフさんは「大田原牛なんて目が飛び出るくらい高額。手が出ません。オージービーフも柔らかくて美味しいですよ」。

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(これが自慢の「石焼じゅうじゅうステーキ」)

 運ばれてきた「じゅうじゅうステーキ」の上にはニンニクがたっぷり。見た目も味も刺激的だった。

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(「モリモリ食べて、さあ、頑張るぞ」)

 朝食にも力を入れている。「和定食」「洋定食」「朝粥定食」が945円、「天ぷらそば」450円、「月見そば」400円、「かけうどん」380円など。モーニングコーヒーは200円。
 昼食と並んで好印象だったのが練習場だった。クラブハウスから400mほど離れた所にあるため乗用カートで向かう。全部で15打席(うち左打席が1)。
 ボールは30球300円。新旧混在だが、古い感じのボールの方が多い。カラーボールも混ざっている。
 前面は広々として気持ちがいい。先端に250ヤードの標識。手前の50ヤード近辺にマウンドがあり、旗が立ててある。足元のマットが磨り減っていたのを除けば、おおむね快適だった。
 前席の女性は「(ドライビングレンジに)低いティしかない。もう少し高いティも用意して欲しい」とやや不満そうだった。

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(ドライビングレンジにアプローチ練習場が隣接)

 隣接して広いアプローチ練習場と本格的なバンカー練習場があるのも特筆ものだ。時間があれば30~60ヤードのアプローチ練習をもっとやってみたかった。

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(2階のラウンジからはパター練習場が見えた)
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(パター練習場は広く、快適だった)

 パター練習場はクラブハウス近くに4面。うち使用可能は2面。それぞれが広く、こちらも十分なスペースが確保されている。

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(山小屋風のデザインを凝らしたクラブハウス。三角形の屋根が印象的)

 背景に見えるクラブハウスは山小屋風のデザイン。「ちょっと古くなってしまって」と男性スタッフさんはぼやいていたが、遠くから似る限り個性的で、なかなか格好もいい。

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(受付前にはゴルフ関連商品が整然と並ぶ)
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(ショップコーナーにはゴルフ用品や土産物が豊富に並ぶ)

 内部も思った以上に綺麗だった。エントランスを入ると右側に受付。正面から奥にかけてズラリとゴルフ関連商品が並ぶのはPGMグループのゴルフ場でしばしば目にする光景。
 コースに向かう出入り口近くには土産物も潤沢に並べられていた。側に「土産物人気ランキング」の貼り紙。
 「塩大福」「餃子」「こだわりプリン」「いちごパンケーキ」「黒ごまスィートポテトケーキ」が上位5点。

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(脱衣場は一般的なレベル)
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(洗面所、トイレはコンパクトなデザイン)

 浴室やトイレに老朽化の波が忍び寄っている中で、男子用のロッカーは際立って綺麗だった。

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(改装されたロッカー。まだ木の香りが若干、残っていた)

 男性スタッフさんに聞くと「2012年3月に全面改修工事を実施したばかり」だという。木製ロッカーには高級感があり、通路も広く使いやすい。
 ホームページ(HP)にある「予約カレンダー」を見たら、「ロッカールームリニューアル 新生大日向プラン」というのがあった。
 他のプレー料金はどうなっているのだろう。「乗用カート利用のセルフプレー」でチェックすると、5~6月のハイシーズンは平日6,200円、休日13,300円、1~2月のOFFシーズンは平日5,300円、休日8,800円など。
いずれも1,000円分以上の「昼食付」なので、首都圏相場と比べると割安感が強い。キャディフィは1人3,500円(4B)。
 さらに各種割引プランが豊富。早めに予約した場合に適用される「早割プラン」、「スタート時間の遅い(早い)プラン」、季節限定だが、夜明けと同 時にスタートする「アーリーバード」(9月上旬まで)、体力勝負の「36ホールプレー」、毎週火曜日の完全「セルフデー」等々。多くが5,000円前後 だ。
 こうなってくると「宿泊プラン」を考えたくなる。東京方面から出撃し、高い交通費を払うのなら「1泊4食付2ラウンドプラン」でゴルフ三昧にふけった方がお得感が出る。
 この宿泊パック料金は、ハイシーズンで平日が15,800円、休日が27,800円。OFFシーズンなら平日が14,800円、休日が20,800円と安い。
 ハイシーズンの休日はさすがに3万円近く掛かるが、それでも「2ラウンド+4食+宿泊代込み」と考えれば納得がいく。

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(「大日向ロッジ」は駐車場に隣接)

 宿泊する「大日向ロッジ」はゴルフ場駐車場の側に建てられている。洋室が18、和室が3という構成。最大50人の宿泊が可能だという。
 送迎バスの運転手さんは「初日に午後スタートで安くラウンド、夜に宴会して翌日、仲間同士で決勝大会を楽しむというグループが結構、いらっしゃいます」と話す。
 ちなみに、同じ地域にあるPGMグループの「千成ゴルフクラブ」と提携。2日間で2つの異なったコースをラウンドできる「大千パック」の販売にも力を入れている。これも魅力的だ。
 では、肝心の交通費はどのくらい掛かるのだろうか。気になる「アクセス」面をチェックしてみたい。
 東京都心からの距離は150km強。クルマ移動の場合は東北自動車道を北上、矢板ICまで2時間弱。ICからは比較的近く15分足らずで到着できる。
 それでも交通事情などを考えれば、2時間半はみておきたい。早朝の出発を余儀なくされる。

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(JR宇都宮線片岡駅前で待機していたクラブバス。独特のデザインで、すぐ目に付いた)

 交通費はかさむが、新幹線を利用した方が確実で早い。当日は東京駅7:12分発の「Maxやまびこ123号」(仙台行)に乗車。宇都宮駅でJR宇 都宮線に乗り換えて8:45分に片岡駅に到着。8:50分発のクラブバス(予約制)を利用して9時にはゴルフ場に着くことが出来た。
 所要時間は約1時間50分。交通費は片道4,610円。くどいようだが、往復で9,220円掛けるなら、やはり宿泊パックを利用して2ラウンドを楽しみたい。
 大日向CCは1人で参加できる「オープンコンペ」の開催にも熱心。毎月6~7回は実施している。「神戸牛杯」「近江牛杯」「米沢牛杯」と肉を目玉賞品にしたものも多い。
 「大日向=肉」のイメージ戦略の一環だろう。
 同伴者さんの一人は「オープンコンペが多いのは集客に苦戦している証」と冷たい言い方。
 しかし、利用者側からすれば、プレーする機会は増えるし、豪華賞品も狙える。経営実態がどうあれ開催回数が多いのは嬉しい。
 ゴルフ仲間が大勢集まれば「コンペパック」や「バスパック」を検討しても良いだろう。「バスパック」は「コンペプラン」との併用可だ。
 プレー終了後、宅配便でゴルフバッグを送ろうとしたら「午後4時で(手続きは)終了です」。
 この終了時間は早過ぎる。
 「明後日、別のゴルフ場でプレーする。今日中に送らないと間に合わない」と話したら、受付の男性スタッフさんが「分かりました。私が責任を持って何とかします」とキッパリ。
 この対応は実に見事だった。2日後の朝、別のゴルフ場にゴルフバッグはきちんと届いていた。
 「日光・那須連山」が見えなくても、「温泉」に入れなくても、「乗用カートでコース乗り入れ」が出来なくても好印象を抱いたのは、まさにこの時のスタッフさんの言葉に強いプロ意識を感じたからだった。