2011年9月4日日曜日
葉山国際カンツリー倶楽部=首都圏では珍しい山岳コース。東京湾、相模湾を眺望できる景観が自慢
(4番ホールのティインググランドから見えた東京湾)
(山の起伏をそのまま生かした山岳コース)
(美しい噴水もハザードの一つ)
(「打ち上げ」「打ち下ろし」は慣れるしかない)
(クラブハウスのテラスから眺めたコースの一部)
(クラブハウスの外観。堂々とした構えだ)
(クラブハウス周辺には綺麗な花が植えられていた)
(スターティングテラス周辺にも可憐な花が置かれていた)
神奈川県の三浦半島西岸にある「葉山御用邸」。葉山国際カンツリー倶楽部は、その御用邸近くの山の高台に1963年(昭和38年)に開場、今年で 48年目を迎える。著名な設計家、安田幸吉と小寺酉二が手掛けた「ダイヤモンドコース」と、同じく赤星四郎が設計した「エメラルドコース」の2つからな り、ともに景観の美しさを誇る。今回はゴルフ場近くに1泊、2日間かけて両コースをラウンドした。プレースタイルからコースの景観まで、両コースの思わぬ 違いを堪能できた。
急にラウンドすることになったのは、会員氏から「夏の割引優待券があるので一緒に行こう」と熱心に誘われたのがきっかけ。9月前半の土曜日に「エメラルドコース」、日曜日に「ダイヤモンドコース」を回ることになった。
当日の支払い金額は、日曜日の場合で23,033円。飲食代2,068円を除いたプレー代は20,965円だった。精算書を見ると「グリーンフィ割引」が「-10,500」と記されており、通常料金より1万円以上安く済んだことになる。
受付で「歴史ある会員制ゴルフ場なので、プレーするには会員さんの紹介、同伴が必要なのでしょうね」と尋ねたところ、「ゲストさんだけでも全然、大丈夫ですよ」と女性スタッフさんに明るく返事され、拍子抜けした。
「でも、(キャディの付くダイヤモンドコースの場合)ゲスト料金が平日で22,015円、休日だと31,465円もするので、大半のゲスト様は(割引優待券を持った)メンバーさんとご一緒されて来られますね」と同スタッフさん。
冬季、夏季のOFFシーズンはグリーンフィが上記料金より2,100円安くなるが、休日で3万円前後の出費は一般ゴルファーにとってはかなり重い負担だ。
会員氏は「この割引優待券をゴルフ場が頻繁に提供してくれるので助かる。これが無かったら、(高くて)ゴルフ仲間を誘えない」と苦笑していた。
料金についてはもう少し丁寧に紹介したい。
2つのコースのうち「ダイヤモンドコース」は「乗用カート利用・キャディ付プレー」が原則。一方の「エメラルドコース」は乗用カート利用だが、「セルフプレー」と「キャディ付プレー」の選択制で、基本は「セルフプレー」だという。
「エメラルドコース」をセルフでプレーした場合、ゲスト料金は平日で19,390円、休日で28,840円。「ダイヤモンドコース」よりキャディフィ分(2,625円)だけ安い。
いずれにしても高水準の料金体系であることには変わりない。あとはコースや施設、サービスなどとの見合いだ。
まず、大切なコースから紹介したい。ただ両コースをリポートすると、文章だけでも相当の分量に膨れ上がってしまうので、ここでは本コースである「ダイヤモンドコース」を中心に報告し、「エメラルドコース」については、リポートの最後に「写真特集」として掲載したい。
写真ごとにキャプションを付けたので、コース設計や雰囲気はそれを参考に読み解いて頂ければと思う。
(大きく打ち下ろす1番ミドルホール。ハンディキャップ16以内ならバックティからプレーできる)
(ティーマークはなかなか上品)
この日のスタートはOUTコースの1番ミドルホール。クラブハウスからの眺めでアップダウンがあることは承知していたが、実際にティインググランドに立ってみると、その高低差に思わず息を呑む。
ティショットはかなりの打ち下ろし。良く言えば「豪快なショットが楽しめる」ホールだ。「右側の林に入れると大変ですから、左側を狙ってください」とキャディさん。
皆、素直にアドバイスを受け入れ、ティショットは4人ともセンターから左サイドへ。飛距離より方向性重視だ。それだけ景観から受ける圧力が強く、慎重にならざるを得なかったということだろう。
早速、山岳コースの洗礼を受けたわけだが、2番ショートホールにはもう一つ別のハザードが待っていた。
左サイドが山。右サイドは谷(OBゾーン)で、フェアウエーの中央付近まで深い谷が食い込んでいる。
(トリッキーで難しかった3番ミドルホール)
続く3番はミドルホールなのに、レギュラーティからだと距離が270ヤード程度しかない。「何かある」と思って目を凝らす。
左サイドが山、右サイドが谷という構図は2番ホールと同じだが、ここではさらに2打目地点から「大きな打ち上げ」という難題が加わっていた。
下からピンフラッグは全く見えない。先に走っていったキャディさんが特大の砲台グリーンの上に立って、「ピンはこの位置ですよ」と大声を上げる。まるで“城攻めホール”のようだ。
「この上り、何ヤードくらいみたらいいんだろう」。みな距離感に迷う。結局、見事パーオンしたのは一人だけ。あとはショートしたり、オーバーしたり。
アップダウンの激しさに「昔の人はここを歩いてプレーしたんだ」と感心し、自らの軟弱ぶりを密かに恥じた。
「うゎ~」と歓声を上げたのが4番ホールだった。正面に東京湾。手前に昔、軍事要塞として知られた「猿島」が見える。「海だ。綺麗だ。この景色だよね。葉山国際CCのイメージは」とゲスト同伴者も嬉しそう。
キツイ傾斜と大きな谷に脅かされた直後だけに、景観の美しさに思わず心が和む。
(売店内から見た景色。綺麗な場所には必ず売店があった)
ただ、この日は快晴ではなかった。近くの売店の女性スタッフさんによれば「東京湾アクアラインはもちろん、海ほたる、房総半島、東京スカイツリーだって見えるですよ」。残念ながら今は霞んで、そこまでは見えない。
絵葉書のような美しい景観は、年にそう何回も見られるものではない。現実にはこの写真のような状況が多いのかもしれない。
(池を抱き、美しかった6番ロングホール。ハンディキャップは「1」)
景観美ではなく、コース設計で印象に残ったのが6番ロングホールだった。距離は500ヤード以上あり、グリーン近くまでダラダラとした下り傾斜が続く。どこから打っても左足下がりのライ。
「ボールを右足寄りに置いて、クラブを短く持ち、コンパクトに、ヘッドアップに気をつけて、フォローは低く」と呪文のように唱えながら打つ。
(サブグリーンを丹念に整備するスタッフさん)
下り終わったフェアウエー右サイドに噴水を備えた美しい池。そして真っ白なバンカー。男性スタッフがサブグリーンのメンテナンスに余念がない。
周囲は緑が豊かで、大自然の真っ只中にいるように感じるが、良く考えてみると、山を削り、樹木を切り、窪地を埋め、池やバンカーを配置し、相当強引に造成されたコースである。
噴水は一見、美しいが、同時に人工的な雰囲気も漂わせる。「自然との調和」「戦略性の高さ」「景観の美しさ」――。どうバランスを取るか。コース設計の奥は深い。
1つ1つのホールを紹介していると切りがないのを承知の上で、もう少し続けたい。各ホールごとに個性があって忘れ難いからだ。
(ミドルホールも400ヤードを越えると難度が増す)
7番ミドルホールはまたも深い谷越え。ティショットで150ヤードも飛ばせば簡単に谷を越えられるのだが、視覚的プレッシャーが強い。
一瞬、力む。目がボールから離れる。体が開く。「あっー」。
今日は1番ホールから手堅く、手堅く、スコア優先でプレーしてきたのに、やってしまった。ミスショット。「打ち直したい」・・・。
「前から4打目でお願いします」とキャディさんに言われ、渋々従う。
(「前方特設ティ」からも慎重に打ちたい)
その前方特設ティは予想よりかなり前にあった。「ここからならティアップし、ドライバーで打てるので(ボールが)グリーン近くまで行くかも。悪くてもダブルボギーで収めたい」と心を整える。
結果、そうならなかったのはフェアウエーのグリーン寄り、約三分の一くらいがグッと絞られていたからだ。ちょうどボーリングのピンのような形状。
(グリーンまでの残り距離を示すバー。細くてやや見にくかった)
(管理のために松には番号などが付いていた)
名匠・安田幸吉らが手掛けた設計である。安易に攻略させない障害が、そこかしこに潜んでいる。ダイナミックに見えて緻密なデザイン。これが50年近くプレーヤーを飽きさせないできた大きな理由だろう。
(バンカーも厳しい)
(夜間照明設備があると、スタート時間が遅くても安心)
グリーン手前に厳しいバンカーが控える8番ホール、左右の松林が美しい9番ホール。この最終2ホールには夜間の照明設備が整っていた。これはINコースも「エメラルドコース」も同様。
エキサイティングな9ホールが終わった。大きな打ち上げ、打ち下ろしの連続。珍しくフラットなホールがあると思えば、そこには谷や手強いバンカーが待っている。首都圏にいるとは思えないスリリングな山岳コースだった。
「これで名物の強い海風が吹いたら、上級者でも手こずりますね」と同伴者。会員氏は「葉山国際CCの魅力は夏涼しく、冬暖かい温暖な気候。でも、風が大敵なんだ」と話す。この日は微風で救われた。
(「ダイヤモンドコース」は「P」と「L」の2グリーン。横ではなく、縦に2つ並んでいるホールも目についた)
(9番ホールの右斜面に続く松林。斜面の上は18番ホール)
アップダウンにも慣れてきて、午後に回ったINコースでは「景観の美しさ」を楽しむ余裕も生まれてきた。
(13番の谷越えホール。平常心で打ちたい。HCは「2」)
(トリッキーなホールにはレイアウトが表示されていた)
(14番。左側は谷。右に打ち過ぎると第2打でグリーンが狙いにくい)
グリーンに向かって長い上り斜面が続く10番、谷越えの13番、左側が谷、右側から山が張り出しフェアウエーの狭い14番など、OUTコースと同様の難ホールもあるが、それ以上に、東京湾が頻繁に見えるようになってきたのが嬉しい。
(目の前に広がる横須賀の市街地)
(美しい景観に見とれ、集中力を失ってしまいそうだ)
10番ミドルホールでは、グリーン周辺から眼下に横須賀市などを眺めることが出来る。11番ロングホールのティインググランドからも、木々の間から東京湾が望める。曇天が悔しい。
(ピンフラッグが意外に可愛らしかった)
(高圧線の鉄塔が多い。「目標にする」と割り切ってプレー)
以降、15番ホールまでは三浦半島にそびえる大楠山(海抜241m)の東側斜面を移動するため、各ホールで同じような景観に遭遇する。
(17番のショートコースからも東京湾が見える。電線がちょっと邪魔)
少し高台にある17番ショートホールや最終18番ミドルホールのティンググランドからも、穏やかな東京湾を眺めることができる。
(18番ティインググランドで。手前から「猿島」「海ほたる」「房総半島」)
西側に向いた18番ホールは「晴れた日に美しい富士山が見える」(キャディさん)そうだが、この日は全くの視界不良。残念ながら富士山の雄姿は次回への持ち越しとなった。
山の東斜面に展開する「ダイヤモンドコース」とは対照的に「エメラルドコース」は西斜面が主戦場。このため、見える景観も相模湾、江ノ島、富士山と様変わりする。
あらかじめお伝えしておくが、「エメラルドコース」を回った前日も悪天候。ゴルフ場が期待するような美景を写真撮影することは出来なかった。
天候ばかりは致し方ない。これがリアルな世界。次回プレーする時の快晴を祈るばかりだ。
リポートがコース設計と景観に偏ってしまったが、ここで基本情報を記しておきたい。
全長距離は「ダイヤモンドコース」(Pグリーン使用、以下同)の場合、バックティから6,609ヤード、レギュラーティから6,313ヤード、レディースティから5,509ヤード。
「エメラルドコース」(同)の場合、バックティから6,208ヤード、レギュラーティから5,899ヤード、レディースティから5,326ヤード。全体にアップダウンが激しい分、距離は短め。
コースレートは「ダイヤモンドコース」の場合、バックティから71.1、レギュラーティから69.7、レディースティから66.8。
「エメラルドコース」の場合、バックティから69.1、レギュラーティから68.0、レディースティから65.9。こちらのコースの方が少し易しい。
「ダイヤモンドコース」は2グリーン、「エメラルドコース」は1グリーン。芝はいずれもベンクロスベント。
グリーンの速さはスティンプメータで計測し、「エメラルドコース 2m20cm、ダイヤモンドコース 2m30㎝」とキャディマスター室前に表示されていた。
これは約7.2フィート、7.5フィートに相当する。夏、芝の養生等を考えれば短くは刈りにくい。前日までの雨で、実際はさらに遅くなっていたようだ。ピッチマークも付きやすく、軟らかめのグリーンに仕上がっていた。
キャディマスター室のスタッフさんは「今は遅いですが、秋になればどんどん速くなります。楽しみにして下さい」と自信ありげな様子だった。
(芝が茶色く変色している箇所もいくつかあった)
フェアウエーなどのコンディションはまずまず。夏の猛暑を勘案すれば良好といっても良いだろう。ただ、実際にラウンドしてみると、所々で茶色に変色した部分があったのも事実。
ラウンド中、コースの芝を刈ったり、丹念にグリーンを整備するスタッフさんの姿を何度も目にした。それでも芝は傷む。夏場の芝管理は本当に大変だ。
キャディさんはかなりのベテランとお見受けした。コースを熟知し、基本的動作は守っているが、マニュアル通りに動いている様子で、熱いホスピタリティは感じなかった。
同伴者も「アップダウンが激しいコースなので、ピンまでの残り距離を正確に知りたいと思っても、(キャディさんが)どんどん先に行ってしまうので聞けない」とぼやいていた。
別の同伴者は「グリーン上でアドバイスしたがらない。自分たちの実力が見抜かれているのか、本人に自信がないからなのか分からないが・・・」と首をかしげていた。
ティショットを曲げた時に発した「フォアー」の声は大きく、この時ばかりは一同、凄いと感心した。
(湯船の中から楽しめるコースの大パノラマ。左手前はパター練習場)
一方、クラブハウスなどの施設は豪華で、高額プレー代に見合う内容だった。特に感激したのが浴室。御影石の貼られた湯船から眺める外の景観が素晴らしい。
山の斜面に沿って造成されたコースがパノラマのように、窓いっぱいに展開する。空にはトンビが何羽も舞う。
同伴者は「山が削り取られ、環境保護団体が見たら怒り出しそうな景観だな」。
別の同伴者は「ラウンド中にリスを見つけた。野生動物が数多く生息しているらしい。自然は豊かに保たれているんじゃないか」。
(巨大な塔は「アメダス」の観測用施設)
遠くに奇妙な形をした鉄塔が見えた。会員氏によると「気象観測用アメダスの施設」だそうだ。湯温がぬるかったこともあり、みんな長湯をしてしまった。
(脱衣場のカゴの下には貴重品を入れる「引き出し」が付いていた)
脱衣場は広く、明るく、備品も十分に整っていた。一緒にプレーした女性同伴者によると「女性用の浴室も綺麗で、パウダールームなども良かった」という。
(シンプルで広く、ゆとりを感じさせるロビー)
エントランスはスッキリした現代風のデザイン。吹き抜けもあって空間が広く、全体にゆとりを感じさせる。
(天井の照明は「オーロラをイメージした」という)
天井にオーロラを模したなユニークなシャンデリア。ただし、節電で照明を落としているためか、華やかさはなく、むしろ弱々しい光の帯に感じた。
(三浦産の野菜は「コンペの賞品」にも重宝されるそうだ)
プロショップは充実。ゴルフ用品や、「しらすチップ」等の土産品だけでなく、三浦半島で採れたナスなどの野菜を特設テーブルで販売。野菜群に中に「佐賀産たまねぎ」などが混在していたのはご愛嬌か。
トイレも素晴らしかった。個室数が13。これだけあれば朝のラッシュ時でも困ることはない。しかも横幅が広く使いやすい。洗面台もピカピカ輝いているようで申し分ない。料金が高いので、この辺はしっかり高級感を出している。
2階につながる階段には小ぶりの鉢が並べられ、可憐な花が植えられていた。その側には創業者の胸像。外には濡れた衣類などを乾かすための「乾燥室」も整備されている。
(レストランの外には平らな石を配したスペースがあった)
(カウンターの豪華さが目に付いたレストラン)
(2階、レストラン脇のラウンジ。ゆったりしている)
2階にはレストラン「ラ・メール」とラウンジ。ともに広く、ゆったりと寛げる。
ランチメニューは12種類。4人は鉄火丼(1,890円)、中華おすすめ定食(1,575円)、ビーフカレー(1,365円)カツサンド(1,155円)を注文。ビール(生中)はやや大きめのグラスで703円だった。
「内装はヨーロピアン調」(女性スタッフさん)だそうで、それらしい雰囲気はある。「天気がよければ富士山や伊豆半島が眺められる」が、この日はかろうじて相模湾の一部が見えるくらい。天気による差は大きい。
パーティメニューは1人2,100円のコースから同4,200円のコースまで4種類。他に豪華なVIPルームもある。
ラウンジに向かう壁には歴代の「倶楽部チャンピオン」名を記した大きなボードが掲げられていた。優勝者の名前は全てアルファベットで書かれている。「長い歴史」と「プライド」を垣間見たような気がした。
(バッグの受け渡し場は広い。宅配便専用の手続き場所もある)
宅配便の専用スペースがしっかり確保されているのも水準の高さを感じさせた。キャディバッグの交換所も広い。スタッフさんの対応もキビキビして気持ち良かった。
(木調の高級感あるロッカールーム)
あえて不満を言えば、ロッカーの横幅が狭かったことか。暗証番号方式を採用するなど高級感があっただけに、使いにくさが惜しまれる。
アクセスは比較的良好。東京駅から朝7:25分発のJR横須賀線(久里浜行)に乗れば、乗り換えなしで逗子駅に到着(8:26分)。クラブバスが接続しており、乗車時間25分でクラブハウスに着く。所要時間はちょうど1時間半。
朝のクラブバスは6:30発、7:30発、8:30発の3便(冬場は7時、8時、9時に変更)。帰りは6便(同5便)もある。
東京からクルマで向かう場合は首都1号羽田線や横浜横須賀道路などを経て1時間弱の行程。
ホームページ(HP)でも都心からの近さはアピール点の一つになっている。
驚いたのは、会員の平均年齢の高さだ。「72歳~73歳」(受付の男性スタッフさん)だという。元気な富裕層が多いのは喜ばしいこと。
ただ「年配の方はもう必死で練習などしない」(会員氏)せいか、パター練習場(4面)以外、これといった練習施設がなかった(「素振り場」はある)。
(「ダイヤモンドコース」のパター練習場。パター練習場は充実していた)
「とても残念です」と近くのスタッフさんに話しかけたら、「ドライビングレンジは別の所にありますよ」と紹介された。
だが、それはとても歩いてはいけない遠隔地。クルマで数分走ったところにある「葉山パブリックゴルフコース」内の練習場のことだった。
「ダイヤモンドコース」でもセルフプレーが可能な「月曜特別営業」、2~3ヶ月に1階のペースで開かれる「オープンコンペ」、さらに地元住民対象にした「市町村感謝デー」など営業熱心な面もあり、いろいろな形で楽しめそうだ。
唯一、心配なのは東日本大震災の後、「三浦半島の活断層が変化し、大地震が起きる可能性が高まった」と報道されたことか。
まあ、こればかりは気にしていてもしょうがないが・・・。
以下は「エメラルドコース」の写真特集です。
(2つのコースは隣接している)
(ピン位置は丸い円を4等分して表示。この日は「A」。位置は1ホールごと時計回りに変化した)
(スタートは打ち下ろしのショートホールから)
(今度はグリーンに向かって急激な上り)
(先の見えないホールには「モニター」が設置されていた)
(途中から急激に下るホールも)
(5番ホール脇の売店。手前の小屋は独立したトイレ。好天に恵まれると、遠景が素晴らしいという)
(コース内では随所に南国風のヤシが植えられ、異彩を放っていた)
(斜面を歩くのはきつい)
(コース内に突如、現れた噴水)
(セルフプレーでも困らないよう、表示は詳しい)
(打ち下ろしでは豪快なショットが楽しめる)
(谷越えの11番ホールに掛かる「鶯橋」)
(グリーンは遅く、軟らかめだった)
(もちろん平坦なフェアウエーもある)
(こちらは1グリーン)
(アップダウンに悩んでいてはゴルフにならない)
(延々と続く打ち上げのホール。乗用カートで楽ができる)
(隣のホールとは木でセパレート。曲げると下まで転がる)
(売店の内部。造りは一般的なもの)
(売店から見える15番ホールの景色。さすがに綺麗だった)
(一番トリッキーに感じた16番。ティショットの狙いは左端の松の上)
(慣れてくると「谷越え」も怖くなくなってきたが。17番ホール)
(プレー終了後はケーブルでクラブハウスに向かう)