2011年7月10日日曜日

利根パークゴルフ場=取手駅近くでアクセス良好。50年の歴史を誇るA級河川敷ゴルフ場

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(JR取手駅に近いのは大きな魅力)

 「ダッコちゃん」が大ブームになった昭和35年(1960年)。関東では「桜ヶ丘カントリークラブ」や「大利根カントリークラブ」「飯能ゴルフク ラブ」「小山ゴルフクラブ」「袖ヶ浦カンツリークラブ」といった名門コースが続々誕生、ゴルフ人気が大いに高まった。利根川の河川敷にある「利根パークゴ ルフ場」(茨城県取手市)も、これら名門コースと同じ年の開場。ラウンドしてみると、他の河川敷ゴルフ場にはない歴史の厚みを感じ取ることが出来た。
 利根PGは過去にもプレーした経験がある。その時は真冬で枯れ木が目立ち、寒風にさらされた思い出が残る。
 
 今回は7月。梅雨明け直後の猛暑日だ。スタートホール(INコース10番)のティインググランドに立つ。両サイドに樹木が生い茂り、冬のイメージとはまったく違う光景に驚く。

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(OUTコースの1番ミドルホール。夏場、木が生い茂ると林間コース風の景観に)

 クラブハウスから来る途中、OUTコースの1番ホールを覗いたが、10番ホール以上に林の密度が濃く、河川敷コースというより林間コースのような佇まい。これは嬉しい誤算だった。
 開場は50年以上も前。当時、この河川敷に障害となるようなものは何もなく、設計者は自らの思いをそのままコースに表現させることができたのだろう。

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(フェアウエーはフラットで、河川敷コースとは思えないくらい広い)

 まず、フェアウエーは総じて広く造られている。10番ホールは「馬の背」のように中央から右傾斜がきつくなっていて、ティショットを右に曲げると、フェアウエーに落ちても、ボールはラフまで転がってしまう。横幅の狭いコースでは造りにくい設定だ。

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(数は少ないが、河川敷コースにしてはしっかりしたバンカーがある)

 バンカーもそうだ。数は少ないが2グリーンの間に本格的なものがあったり、河川敷コースにはあまりないフェアウエーバンカーも所々に配してあった。

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(ポプラの木が多いのが、このゴルフ場の特色)

 樹木も多彩だった。ポプラといえば北海道のイメージが強いが、このコースでは何度も見ることができる。3番ミドルのようにフェアウエー中央に林立し、コースの「顔」になっているホールもある。
 他に松、シロ、竹、ツツジ、杉、もみじ、藤、柳・・・。特にシロの木をゴルフ場で見ることは珍しく、強く印象に残った。太く、立派な木も多く、歴史を感じさせる。

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(所々に草花も。猛暑でさすがにぐったりしていたが…)

 ティインググランド周辺の植樹が良く手入れされているのも、並みの河川敷コースにはない魅力だった。
 
 河川敷では一般に横幅が狭いため、各ホールが平行して設定されている。ホール間に余分なスペースはなく、景観も殺風景になりがちだ。

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(コース内には日本庭園風に手入れされたコーナーがあった)

 利根PGでは、場所によっては日本庭園風の植樹コーナーが設けられ、ちょっとした高級感さえ味わうことができる。
 ティグランドも3面あり、ティマークは4つ(フルバック、バック、レギュラー、レディース)置かれている。
 距離もレギュラーティからなら6,031ヤードと平凡だが、バックティからは6,471ヤード、フルバックティからは6,750ヤードに伸びる。真っ直ぐでフラットなコースとはいえ、これだけ長いと相当、苦労しそうだ。
 初心者の利用が多い河川敷コースにしては前方特設ティ、いわゆる「前4」がないのも特徴。

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(12番のショートホール。河川敷の割には池が目に付いた)
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(16番のショートホール。池には事故防止用に浮き輪が整備されていた)

 池が多いことも河川敷コースでは珍しいかもしれない。INコースでは12番、13番、16番で池が絡む。
明らかに人工的な造りだが、それでも景観に刺激を与え、平坦で単調になりがちなコースに変化を付けている。
 「コースレートは計測していない」(男性スタッフさん)ので、難易度ははっきりしない。しかし、レギュラーティからプレーしている限りは比較的易しいというのが実感だ。
 同伴者は冗談めかして「日本一のリハビリコース」と呼んでいた。

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(コース内には太い、立派な立ち木が多かった)
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(とにかくフラットで、真っ直ぐなホールが多い)

 確かに河川敷コースらしからぬ池、バンカー、林というハザードはあるものの、基本的にはフラットで素直なコース。大きく曲げさえしなければケガは少ない。

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(OUTコース5番ロング。フェアウエーセンターに林がある印象的なホール)

 「厄介だな」と感じたのは、前述した3番の“ポプラホール”と、同じくフェアウエーセンターに高い木の林が出現する5番ロングホールくらい。

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(グリーンは大半が砲台型)

 ただし、大半が砲台グリーンなので、アプローチを苦手とする人は大変。高麗グリーンが嫌いな人も、スコアメイクに悩みそうだ。

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(距離表示は分かりやすかった)
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(コースレイアウトと攻略法を書いた紙がハンドルに挟まれていた)
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(ティインググランドから230ヤード地点に黄色い吹流しが置かれていた)
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(当日のピン位置は、赤い小さなフラッグで分かりようになっている)
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(多くのホールでこうした設備があった。暑さ対策や急な雨の時には有り難い)

 一番心配したのがメンテナンス。前回、冬場にプレーした時の記憶から、厳しい状態にあるのではないかと心配した。
 だが、今回は印象が違った。少なくともフェアウエーとグリーンはまずまずの状態。
 気象条件等が厳しい河川敷コースなので、素晴らしいとまでは言えないが、初心者やアベレージゴルファーが気軽に楽しむ分には、まず問題ない。
 スターティングテラスには「刈り高3.5㎜、グリーンカラー8.0mm、アプローチ25.0mm、フェアウエー15.0mm、ティインググランド8.0mm、ラフ25.0mm」と非常に細かい数字が表示されていた。
 芝の伸びが速いこの時季、この通りの状態なのだろうかという疑問はあるが、「ここまで丁寧に芝を管理しているんですよ」というゴルフ場側の矜持と受け止めたい。
 年間を通じて、この心意気と水準は維持してもらいたいと願う。
 もっとも、ある男性スタッフさんは「グリーンの速さ? 計測していません。そんなには速くはないと思いますよ」と結構、アバウトな返事だった。
 全体として、河川敷コースにしてはスペースに余裕があり、樹木が美しく、今ではなかなか造れないであろうAクラスの河川敷コースと言っていい。
 優れた面を多く列記したが、「やっぱり河川敷コースだ」と感じさせる点もあるので触れておきたい。

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(ホール間には溝があり、ボールを見失いやすい)

 1つはホール間に横たわる溝だ。前回ラウンドしたときは泥水がたまり、周辺はぬかるんでいて、ボールを幾つも無くした記憶がある。
 今回は炎天下でのプレーで泥水こそなかったが、溝による線引きは、やはり安っぽい印象を与える。

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(フェアウエーは比較的よく整備されていたが、ラフは様々な雑草で、一部、変色していた)

 ラフの雑草も気になった。様々な雑草が元気良く生えていて、所々変色が目に付いた。英国のリンクスコースを思えばかわいい雑草だが、単に放置してあるだけようにも見えた。
 一流コースと最も違ったのが、コース内の「売店」と「トイレ」だ。売店はクラブハウスから上流に向かって最も遠く離れたところに1ヶ所あるだけ。

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(コース内に唯一ある売店。周囲の植栽がきれいだったのが印象に残る)

 大きなテントの下に椅子とテーブルが並べてあり、隣の小屋で女性スタッフさんがビールや清涼飲料など販売している。
 OUTコースを回っている人も、INコースを回っている人も一緒に利用するので賑わっているが、一流コースの売店に比べると、見劣りするのは確か。特別なサービスもない。「いかにも河川敷」といった光景だ。

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(コース内トイレは、ほとんどが簡易型)

 トイレは練習場との間に設置されたものを含め、コース内に合計6つある。しかし、大半が簡易型(水洗式)。女性にはちょっと気の毒な感じがした。

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(手前左は男性用の簡易型トイレ。奥に女性用のトイレが新設されていた)

 さすがに「売店」裏には女性専用のトイレが新設され、以前より改善されていた。他のトイレもぜひ、リニューアルしてほしい。

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(JR取手駅前から出るクラブバス)

 アクセスは良好。今回は同伴者と待ち合わせ一緒に電車で向かうことにした。JR常磐線の取手駅までは上野駅から快速電車で42分。クラブバスが朝夕とも15分おきに出ており、しかも乗車時間が約3分と短い。

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(18番ホールのすぐ先には国道6号線とJR常磐線が平行して走る)
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(ゴルフ場のすぐ側までマンションが建つ)

 駅からは歩いても行ける距離だ。周囲はすっかり商業地や住宅街になっていて、「50年前でなかったら、こんな便利な場所にゴルフ場は造れなかっただろう」と仲間同士の意見が一致。
 東京在住の人は茨城県と聞くと遠く感じるかもしれないが、この時間距離の近さは大きな魅力である。
 クルマ組は常盤自動車道の柏ICから国道16号線経由で来場。東京近郊からやはり1時間ちょっとで到着できたという。

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(乗用カートで土手を下りコースへ。右側がコース。左側が駐車場とドライビングレンジ)

 駐車場は河川敷にあり広く、200台以上が収容できる。夏の強い日差しを避けようと、みな陸橋の影の部分にクルマを並べている。

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(土手の上けから見たクラブハウス。朝、ここで乗用カートにバッグを積み込む)
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(クラブハウスの内部。右側がラウンジ、正面が玄関。その右に売店と受付)

 クラブハウスは平成7年(1995年)に建て直された。全体にこじんまりとした造りだが、まだ、比較的きれい。
 「女性に優しい利根パーク」をキャッチコピーに掲げているだけあって、ホームページ(HP)で見た女性用ロッカールームやパウダールームは、清潔で使いやすそうだった。

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(ロッカー自体はごく普通のデザインだが、壁に絵画が掛かり、文化性を演出)

 男性用のロッカールーム(利用料210円が別途必要)は地下1階にあり、スチール製のロッカーが並んだだけの平凡なデザイン。常時、クラッシック音楽が流れている。トイレは個室が5つ(うち和式が2つ)。

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(コンパクトな脱衣場。奥が浴室)

 ロッカールーム隣の脱衣場や浴室もコンパクトな設計だった。ともに清潔感はあるが、豪華さや開放感はない。上部の窓から光は入るものの、外の景色は全く見えない。

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(クラブハウス2階のレストラン)

 同じくコンパクトな設計だが、レストランは2階にある分、明るく、居心地が良かった。窓の外に目を向けると、土手を挟んでコースが眺められる。
 気象条件が良ければ「富士山や東京スカイツリーが見える」(女性スタッフさん)という。この日は晴れていたが、全く見えなかった。残念。
 また左を向きすぎると、近くの陸橋の上をトラックや乗用車がひっきりなしに走り、日常の世界に引き戻されてしまう。ゴルフに没頭したいなら、あまり向き過ぎないように注意したい。
 昼食のメニューは選択肢が多かった。特別高級なものはないが10種類以上。価格も780円から高くても1,360円までとリーズナブル。人気の高い冷やし中華は1,100円、ビール(生中)が660円。
 お盆休みやゴールデンウイーク等の大型連休には割安な「ランチバイキング」を実施しており、利用者に好評だという。
 朝食も充実。「ワンコインセット」(全て500円)で和・洋定食やハーフカレーなど5種類が食べられる。

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(レストラン入り口には氷と冷水が置かれていた。隣にはオープンコンペ用の賞品があった)

 コンペなどの際に利用するパーティメニューは1人1,050円(ドリンク代別)から2,630円(同)まで4種類のコースがある。
 アルコール類は生冷酒、紹興酒、黒生ビール、ウイスキー、ワインなど多彩。ツマミ類も大半が500円以下と抵抗感の少ない価格水準。
 「食事が楽しみ」という人にはもの足りないだろうが、仲間同士でワイワイ楽しむゴルフなら、これで不都合なし。味の好みは別にして、飲食面の充実ぶりは利根PGの隠れた良さである。

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(河川敷に広がる練習場。ラウンドしない人もたくさん来ていた)

 レストランと並んで“想定以上”だったのがドライビングレンジ。駐車場を挟んでコースの反対側にあるのだが、打席数が何と60。前方は200ヤード以上あり、距離的にも不満はない。
 ボール代は1箱(24個)200円。中古ボールが大半とはいえ、この価格は安い。
 打席料(名目は河川整備費)200円を払えばラウンドしない人でも練習できる。ボール代はバケツ小(72球)で600円、バケツ大(120球)で1,000円。「バケツ」というのが凄い。
 もっとも、この日は朝から気温が急上昇。屋根のない河川敷ではすぐに汗が滴り落ち、体力を消耗する。バケツで何杯もボールを打つのは大変だろう。

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(パター練習場。2グリーンとも高麗芝なので、スタート前に練習しておきたい。アプローチは禁止)
 このコースはグリーンが高麗芝なので、普段ベントに慣れている人はショット練習よりパター練習に時間を割く方が賢明とも感じた。

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(スタートホールの手前には、こんな看板も。初心者についつい指導。進行の遅れには要注意だ)

 ちなみに、レッスンプロによる「ワンポイントレッスン」(10分、1,050円)や予約制の「プライベートレッスン」(50分、5,250円)、 「スクール」(4回コース、8回コース)、「ラウンドレッスン」(1ラウンドコース、ハーフコース)など、レッスン事業にも熱心に取り組んでいる。
 もう一つ、想定以上だったのが「セグウェイ」の登場だ。立ち乗り型の電動二輪車で、「平成20年、首都圏のゴルフ場の中では真っ先に導入した」(男性スタッフさん)という。
 6台あり面白そうだったが、一時間ほどの事前講習が必要なうえ、1ラウンド1人5,250円のレンタル料金が掛かると聞き、今回は断念した。

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(キャディは不在で、全てセルフプレー。手引きカートで回ることも出来る)

 ラウンド中、「炎天下では(屋根付きの)乗用カートが一番だよね」と話し合っていたら、隣のホールを「歩き」でラウンド(手引きカート利用)している年配者の組に遭遇。「あれが河川敷ゴルフの本来の姿」と同伴者。その逞しさに感心させられた。
 ここでは乗用カートを使ったラウンド(すべてセルフプレー)が一般的だが、利用する場合、通常のプレー料金に加え1人1,575円の乗用カート代が必要となる。
 ただし今回は、HPにある「ラウンドパック優待料金」券をコピーして持参したので、525円引きの1,050円で済ますことが出来た。
 以下、重要なプレー料金について記したい。「正規料金(税込)」は平日が9,410円、土日祝日が14,975円。
これが先ほどの優待券を活用すると、平日7,500円、土曜日11,000円、日曜祝日が10,000円と安くなる。
 今回活用した「夏季優待券」が有効なのは7月19日から9月末まで。しかし、利根PGをよく利用する同伴者によると、「他のシーズンでも感心するぐらい、特別優待券が自宅に送られてくる」という。
 別の同伴者は5月に「春季優待料金」(平日7,800円、土曜日12,800円、日曜祝日11,800円)でプレーしたという。正規料金は正規料金として、実際にはこの優待料金でプレーする人が多そうだ。
 精算時には受付のスタッフさんが、その「ラウンドパック優待券」を来場者全員に配っていた。
 無料で登録できる「スマイルクラブ」という会員組織もあり、さっそく加入したところ、数日後には自宅に「乗用カート無料パスポート」が送られてきた。営業熱心である。
 料金面での不満を言えば、土日祝日にプレーする場合、事前に予約金3,000円を支払わなければならないこと。これは実に面倒くさい。キャンセルした時は返ってこない。
 毎月1回開催される「シニアオープン」、月曜日と木曜日の「レディースデー」、1人2,000円で済む「ジュニア料金」(平日)など、集客のため の工夫はたくさん実行しているのに、どうして過去の遺物のような「予約金」制度が未だ存在するのか。これだけは不思議でならない。

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